- 「学生のうちにどうしても自分の事業を持ちたいんです!」
- 「学生が起業・開業するのに必要なものってなんですか?」
- 「開業するメリットやデメリットについても知りたいです!」
今回はそんな疑問に、実際に大学2年生19歳で開業した僕がお答えしていきます!
証拠写真▼
- 業種:フリーランス
- 業務内容:ライター、Webサイト運営、インターネットビジネス
上記の内容で、実際に開業しており 青色申告の申請も完了しています。
近年、学生のうちからビジネスに興味を持ち始める学生も増えてきていると感じています。
そこで今回は、「学生が開業を目指すのに最初に準備するもの」に焦点を絞って解説していきます。
記事の内容
- そもそも開業とは何か?
- 開業前に準備するもの4つ
- 学生が開業するメリット
- 学生が開業するデメリット
記事の信憑性
目次
そもそも開業とは何か?
開業前に準備するものについて触れていく前に
そもそも開業とは何か。について解説していきます。
開業とは。
開業とは、新しく事業や商売を始めることを指します。
開業届に自分で必要事項を記入し、税務署に提出することで認められるものです。
開業をすると、自分で確定申告を行う必要があります。
起業と開業の違い
起業と開業は「新しい事業や商売を始める」という点に関しては同じです。
違いとしては
- 起業→新規の事業を立ち上げる
- 開業→既存の事業を立ち上げる
ベンチャー企業などが、新しい試みを続ける状態を “起業”
Webサイト運営やライターなど、もうすでに存在している事業を展開していく場合は “開業”ということになります。
学生・未成年でも開業できるのか?
学生、そして未成年でも開業は可能です。
実際に僕が開業した状況は
- 19歳
- 大学2年生
- 1人暮らし
- 資金ほぼゼロ
でした。
未成年だからといって、特別に必要な届け出もありませんでした。
しかし、税務署によっては「未成年者登記簿が必要である。」という場合もあります。
しかし、実際にそんなもの無しで僕は開業できたので、
少なくとも大学生なら
- 開業届
- 青色申告申請
この2つだけあれば大丈夫です!
かめのすけ
高校生以下で開業する場合は、
“親権者の同意”が必要になる場合があるので、お近くの税務署で相談を!
お金がなくても開業できる?
開業は、「個人」で事業をすることが前提なので、かかる費用はありません。
事業を行うためにかかる費用(サーバー費用、PC費用)は当然ありますが、
「開業するとき」にかかる費用はゼロなので、お金がなくても開業はできます。
それではさっそく、開業前に準備するものについて紹介していきます!
【まずは小さく開業しよう!】開業前に準備するもの4選
- マイナンバーカード
- 事業とその道具
- 開業届
- 青色申告申請書
1.マイナンバーカード
開業前にマイナンバーカードが必要な理由は2つあります
- 身分証明として利用できる
- 開業届を出すときに必要になる
1.顔付き身分証明として利用できる
マイナンバーカードはクレジットカードを作るときなど、身分証明を必要とするときに利用できます。
開業して個人事業主になると、顔付き身分証明をしなければいけない場面が数多くあるので、作っておきましょう。
2.開業届を出すときに必要になる
そして、開業届はマイナンバーを記入しないと提出することができません▼
開業するときに絶対に必要になりますし、身分証明としても利用できるのでまだマイナンバーカードを作っていない方は今すぐにでも作ってしまいましょう!
マイナンバーカードは申請してから、受け取れるまで1ヶ月程かかってしまうので、即行動で作ってしまいましょう。
マイナンバーカード総合サイトはこちら
2.事業とその道具
開業するのなら、当然自分で収入を得られる “事業”を始める必要があります。
今回は僕を実例として
「ライター、Webサイト運営」という業務内容で開業した際の状況を詳しく解説していきます
事業内容
僕の事業ジャンルは「執筆業」ということになります
Webサイト運営として、ガクセイランス大学
そして、クラウドワークスや個人契約でのライター活動
この2つ『ブログ×Webライター』を事業として、開業しました。
事業の初期費用
『ブログ×Webライター』で開業するのなら、かかる事業の初期費用は
ブログ(Webサイト運営)
→レンタルサーバー代:月1000円程度
Webライター
→ライティングを学べる本1冊:2200円
これだけです。
PCも必要ですが、最初は大学の生協で買ったPCがあったので、そのまま使っていました!(低スペックPC。)
執筆業は “事務所”が必要なく、 “自宅開業”なので、初期費用としては本当に少なく、「ブログ×Webライター開業」は学生のお小遣いでも開業が可能です。
道具
執筆業の場合、事業を始めるのに必要な道具は “PCのみ”です
PCさえあれば、最低限仕事ができます。
あとは人それぞれ、仕事を効率良くこなせるようなアイテムを用意すればOKです!
僕はPCの他に
- AirPods Pro
- iPad
などを使って仕事をしています。
≫【関連記事】現役Webライターの仕事道具を大公開!
3.開業届
マイナンバーカードと開業するための事業が準備できたら、次は開業届の準備をしましょう!
開業届は
- 税務署で受け取る
- 国税庁のPDFを印刷する
- 開業freeeを利用する
基本的にこの3つのどれかで入手することができます。
1番おすすめなのが “開業freee”を利用することです
実際に僕も開業freeeを利用して、開業届を作成しました!

開業届の準備が終わったら次は、青色申告申請書を作っていきます
4.青色申告申請書
青色申告申請書は、確定申告の際に “青色申告”を利用するために必要な届出となります。
青色申告申請書は、先ほど用意した開業届と一緒に税務署に持っていくことになります。
こちらも開業freeeを使えば両方簡単に作ることができます。

- マイナンバーカード
- 事業とその道具
- 開業届
- 青色申告申請書
とりあえず、この4項目さえ揃っていたら “開業”は可能です。
開業を前提にしているのなら、必ず準備しておきましょう!
開業届を税務署に提出する際は
- 開業届とその控え
- 青色申告承認申請書とその控え
- マイナンバーカード
この3つを必ず持っていきましょう!
次に「開業するメリット」について軽く触れていきます!
開業するメリットとは?
- 屋号で銀行口座を作ることができる
- 青色申告により、65万円の控除
- 事業としての証明ができるので、社会的信用が高くなる
1.屋号で銀行口座を作ることができる
開業届には “屋号”という、「事業の名前」をつけることができます
僕の場合は「屋号名:ガクセイランス大学」として開業しているので
「ガクセイランス大学」名義で、屋号付き銀行口座を作ることができます
屋号付き銀行口座を作ることで、プライベートとお仕事のお金管理がしやすくなったり、
お仕事の報酬を振り込まれるときに名義が「ガクセイランス大学」となっていると、信頼性も向上します。
屋号の書いている開業届の控えを持って銀行に行けば簡単に口座を開設することができます。
2.青色申告により、最大65万円の控除
先ほども解説しましたが、開業届と共に “青色申告申請”をすることにより、
最大65万円の控除を受けることができる点も開業するメリットと言えるでしょう。
青色申告特別控除は、
「事業所得」または「不動産所得」を得る事業を営んでいる場合、
条件はありますが “最大65万円”を「所得金額」から控除することができます。
所得金額が控除され、安くなるということは、
すなわち所得税や住民税の計算における「課税対象の金額が安くなる」ということです。
開業していないと、控除などの節税ができません。
さらに、個人事業主であれば「国民健康保険」に加入する(将来的にも)ことが予想されます。
この場合でも「所得から65万円を控除した金額」を対象に保険料が計算されるので、間違いなく“得“ するのです!
3.社会的信用が高くなる
開業届を提出したときに、税務署から「開業届の控え」をもらうことができます。
この写真は、開業届の控えになります▼
そして、この控えがあることで
- 屋号の銀行口座を作れる
- 融資を受けることも可能
- クレジットカード決済
などと、社会的信用を得ることもできます。
対外的な “信用”を得るために開業届を出すことも1つのメリットと言えるでしょう!
開業するデメリット
- 扶養から外れる可能性がある
1.扶養から外れる可能性がある
学生が開業する上でデメリットに働く点は、自分の事業で稼ぎ過ぎたら親の扶養から外れてしまうところです。
事業所得がほとんどない状況だったら、開業して個人事業主になったところで親の扶養から外れることはまずないですが、
事業所得が増え過ぎたら、外れてしまう可能性があります。
しかし、「事業を自分でやる!」と決めたのなら、扶養から外れることなんて恐れずにガンガン行動していくべきなのです!
開業を目標に今すぐ行動!
今回は、開業前に準備するものや、開業のメリットデメリットについて解説しました。
- マイナンバーカード
- 事業とその道具
- 開業届
- 青色申告申請書
まずはマイナンバーカードの申請から行いましょう!
行動するのに遅すぎるなんてことはありません、目標を持っていますぐ動き出しましょう。